ローコストで効率的な病院を整備するために

PM・CM業務による病院整備のポイント

当機構では「医療施設等の整備・運営支援からプロジェクト・マネジ メント(PM)コンストラクション・マネジメント(CM) によるコンサルティング」を、公立病院、民間病院に提供します。

 地域のニーズ、病院の実情に合わせて、「不適切で過剰なコストを抑制し、ローコストでバランスの良い最適な病院づくり」をお手伝いします。  

ポイント1 早い段階から適正な予算管理とコスト調整を図ります

病院の整備では「設計が20%進むとコストは80%決まる」と言われます。

経営を護るために、機構では次の手法を採用します。

  • 建設計画で基本図を創るなど、基本設計前から予算確立を目指します。
  • 早い段階での多彩な知恵でローコストで効果的な病院づくりを推進します。
  • プロジェクトの目的に合わせて最適な発注方式を選択します。

ポイント2 病院の設計案の効率化と建設費との最適化を見える化して判断基準のノウハウを提供します

発注の支援とは、設計者・施工者に提案させるための技術・コストの基準づくりを行い、提案された設計案のコスト・工期のバランスについて「見える化」して評価し、選定の助言をします。

 

設計案とコストとのバランス評価は病院づくりの専門家でなくては非常に難しく、選定者が皆と合意される、明快な基準づくりが不可欠です。

ポイント3 多様な整備手法を分かりやすく解説し、最適な方法を提案します

本来、設計と施工は分離し、実施設計後完了後に工事費を把握して発注すべきです。しかしながら、設計者・施工者といえどもコストの把握は難しく、それを補う上での発注手法の選定が重要となります。発注手法はどれも完璧ではなく、それぞれの弱点を抱えているため、当機構ではその弱点を出来る限り補完する上で経験と実績に基づいて、以下のポイントを踏まえた支援・マネジメントを提供いたします。

  • 下記の標準例それぞれにおいて、発注手続きの回数、準備工事の早期着手、施工者の調達能力・技術力などを、活かせる手法を提案します。
  • 公平公正な競争原理を、確実に働かせるための見積条件を準備します。
  • 施工者の選定と、そのVE提案の採用・評価のタイミングを設定します。
  • 技術提案などの課題選びと評価方法を“見える化”します。

上記のポイントなどをその都度、課題と問題点を検討してリスクを最小限に抑え、良い病院を低価格で実現するための工夫こそ重要です。